■様々な民族が共存するマレーシア
マレーシアで暮らす上で知っておくべき重要なポイントのひとつ。
それは、多民族・多宗教で成り立つ国家であるということです。
三つの主要民族の他、地域の歴史によりさまざまな人種が交じり っています。人口に対するそれぞれの主な主要民族比率はこんな感じです。
①マレー系(約65%)イスラム教
②華人系(約24%)仏教、キリスト教など
③インド系(約8%)ヒンドゥー教など
つまり、「マレーシア人」といっても、マレー、マレーシアンチャイニーズ、マレーシアインディアンなんて言い方をしたりします。
この民族が毎日、違う言語、宗教、文化、食生活、祭事、ビジ
ネスをそれぞれが独自に運用し、発達させ、うまく融合させたりと、まさにミックスカルチャーです。
必然的に彼らは多言語を操ります。私が知る限り、みんな基本的には2~3ヶ国語は余裕で話せます。(人種、地域、教育環境にもよる)
例えば、あるマレーシアンチャイニーズは、
中国語・マンダリン(ネイティブレベル)、マレー語(公用語のため必然的に基礎レベル)、英語(日常会話で支障なし/大学の授業は全て英語)
言語に関しても興味深い話は多々あるので、それらも追い追い紹介していけたらなと。。
もちろん、マレーシアでのこの多民族国家の成り立ちについては、政治、経済、歴史的にも様々な問題、課題もあり、掘り下げれば掘り下げるほど複雑だと思います。
マレーシアで生活していくと、本当に民族間でここまで違うのか!!?と感じさせる瞬間を幾多も目の当たりにします。日本では考えられないことの連続です。日々、精進するのみです。