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【2025年版|マレーシアBPOのリアル】悪評だけじゃない!魅力と注意点を経験者が語る、後悔しないためにやるべき事とは?

みなさん、こんにちは!KL WINGです。

日本の大学生はそろそろ、就活が本格的な時期でしょうか。
中には、「海外就職してみたい!」「英語を使って仕事してみたい!」と夢を持っている方もいらっしゃるのでは?

前回のブログ「マレーシアBPO企業の実態調査!業界の実情、スキル別業務内容、給料差を詳しく解説!【2025年版】」で解説した通り、
海外就職と言えば、就労ビザのハードルが高いというイメージですが、
Malaysia Digital ステータスを持っているBPO企業であれば、マレーシアは現時点では比較的ビザがおりやすい国なのです。




今回のブログでは以下のポイントを解説していきます。

5.BPO企業で働く魅力
6.BPO企業の気をつける点
7.魅力や懸念点を踏まえて
8.今後のキャリア




前回のおさらい


前回のポイントはこの通り!詳細は「マレーシアBPO企業の実態調査!業界の実情、スキル別業務内容、給料差を詳しく解説!【2025年版】」から!

1.よく聞くBPOとは?
BPOとはBusiness Process Outsourcing(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)の略で、カスタマーサポート、インサイドセールス(内勤営業)、コンテンツレビューなどのお仕事を「業務受託」しています。


2.BPOで働くにはどのようなスキルが必要?
コミュニケーション可能なレベルの英語力・パソコン&タイピングスキル・ビジネスマナーなど


3.スキル別によるお勧めポジション
コールオペレーター・チャットサポート・コンテンツレビュー・ITや医療などの専門知識を活かしたカスタマーサポート


4.英語力による給料の違い
英語を使うポジションの方が給与額は高め管理職を狙って昇給も可能!





BPO企業で働く魅力



マレーシアのBPO企業で働く魅力は、一番は就労ビザの取りやすさや給与額ですが、その他にはどのような魅力があるのでしょうか。
一つ一つ解説していきます!


■ 就労ビザが比較的取得しやすい

”取得しやすい”というのは、マレーシア国内の一般企業(例:製造業、商社、サービス業など)と比べると取得しやすいという意味です。

BPO企業はMalaysia Digital(旧:MSC)ステータスを持っている企業がほとんどで、このステータスを持っている会社は就労ビザ枠が多いため、ステータスを持っていない企業にくらべ就労ビザが取得しやすいのです。

各BPO企業により異なりますが、就労ビザの取得ガイドラインは下記の通りです。

大卒以上(新卒可)
短大卒または専門学校卒の場合は3-5年以上の就業経験
高卒の場合は5-7年以上の就業経験

そのため、大卒であれば新卒や未経験の方も就職が可能です。


■ 給料&福利厚生が良い

こちらもマレーシアの一般企業と比べると、給与額は高くまたマレーシア行きの片道航空券や最初のホテル代を負担する会社がほとんどです。

BPO企業でシフト勤務の場合は、さらにシフト手当や祝日出勤手当などがつきます。

一般的なBPO企業の福利厚生はこちら!
● マレーシアへの片道航空券とホテルまたは社員寮支給(1~2週間)
● 医療保険加入または医療費請求
● その他の福利厚生(言語手当、交通費手当、残業手当、社員割引や特典)
● KPIボーナスや昇給制度
● 初年度有給休暇は年間12日以上

具体的な福利厚生は求人票からご確認下さい!


■ 研修制度がしっかりしている

BPO企業は入社してから約2週間~1か月の研修期間が設けられ、現場に出る前にしっかりトレーニングを受けることができます。
ですので、新卒や未経験でも就職が可能です。


■ グローバル環境なオフィス

BPO企業は日本語スピーカーだけの部門だけでなく、英語、韓国語、中国語、その他東南アジア諸国の言語、インドや中東の国をサポートする部門もあります。
マレーシア人だけでなく、様々な国籍の方が在籍しているので、オフィスの食堂やラウンジなどでインターナショナルな友達ができるかも⁈


■ 英語力をレベルアップ!

仕事や生活を慣らしつつ英語力のさらなるアップのため語学学校やオンライン英会話レッスンを受けながら徐々に英語力をアップしていきましょう!
中には、会社内で英会話教室を開いているBPO企業もあります。


■ 他のプロジェクトに異動ができるかも?!

たくさんのプロジェクトを抱えているBPO企業では、他のプロジェクトやポジションに部署異動できるケースもあるようです。
例えば、日本語のポジションから英語力が伸びたタイミングで英語を使うポジションに異動したり、稀ですがカスタマーサポートからタレントアクイジション(人事採用担当)へ異動したりなど。
英語力や能力次第でさまざまなポジションにキャリアの幅を広げることも出来そうですね!



BPO企業の気をつける点



「こんなつもりじゃなかった」「そんなの知らなかった」と後悔しないように、気をつける点もここで解説していきます。
マレーシアの会社ではオファーを出すときに必ず、契約書(オファーレター)が送付されます。仕事の勤務条件・雇用条件などは契約書にありますのでしっかり読みましょう!


■ Notice Periodやボンド期間を確認する

マレーシアのBPO企業では「Notice Period」や「ボンド期間」を契約書に記載していることが多いです。

「Notice Period」とは退職通知期間のことで、マレーシアではNotice Period2~3か月が一般的です。同じ会社でもマネージャー職など高いポジションの場合、異なることもありますので、必ず確認しましょう。
Notice Periodが長い場合、マレーシア国内で転職する際に「Notice Periodを経て、ビザの切り替えを行い、新しい会社に入社」となるプロセスが長引いてしまうことがあります。スムーズに転職活動を行うためにも事前にNotice Periodを把握しておきましょう。

「ボンド期間」とはある一定期間内に退職してしまった場合は、就労ビザ代、渡航費代など採用にかかった費用を自己負担(=ペナルティ)として支払うというものです。

就労ビザ代や渡航費など含め、外国人採用にかかる費用は非常に高いので、このようなペナルティが設けられている事があります。こちらはオファーレターや雇用契約書に記載されていますので、契約書にサインをする前にしっかり内容を確認してください。

また、就労ビザの申請や何かの手続きをする際には、会社や人事部に丸投げにせず、定期的に進捗を確認したり、こまめに連携を取ることをお勧めします。


■ 採用はプロジェクトベースで変動がある

BPO企業は大手クライアント企業からプロジェクトを請け負い、大手企業に代わって業務を遂行するので、クライアントの都合によりプロジェクトが急に拡大されたり、縮小されたり、または解散になってしまう場合もあります。
その場合、他のプロジェクトに異動になったり、解散や終了になった場合は転職の道を選ばないといけないこともあります。
マレーシアだけに限らず、外資系企業での採用は「特定ポジションでの採用」で、その業務を行うために採用されます。日系企業ですと「ポジション」というよりは「会社に採用してもらう」感じで、よくも悪くも担当ポジション以外の業務を任されたりすることもありますが、ここが外資系企業と日系企業の違いです。
BPO企業や外資系企業の場合、万が一他のプロジェクトに異動になる場合も、別の部署のマネージャーとの面接(面談)や採用プロセスを踏まないといけません。


■ 評価はKPI達成などの結果重視

KPI(Key Performance Indicator)がメリットなのかデメリットなのかは微妙なところですが、外資系企業は結果重視の会社が多い印象です。
「結果を出すまでのプロセスや努力」云々よりも「目標をちゃんと達成したか」に重きが置かれます。


■ 仕事がルーティン化しがち

前回のブログでも少し解説しましたが、基本的にポジションや業務内容は決まっているので、決められたとこをこなしていきます。
部門によりますが、ひたすらアウトバウンドコールかける、インバウンドコールを取る、動画のレビューや処理をするなど。中にはクレーム対応の部署やキツイ動画のレビューの担当になることも?
ルーティン化された仕事が得意な人、クレーム対応ですぐに気持ちを切り替えれる人、淡々と動画レビュー作業ができる人が向いていると思いますが、あれこれ幅広くやりたい方にはちょっと違うかも?しれません。


■ 英語力は努力なしには上達しない!

求職者さんとの面談で「なぜマレーシアで働きたいのか?」と聞いたときに「英語を話せるようになりたい」「海外行ったら一番早く上達できるから!」などと答えて下さいます。
が、しかし!!
マレーシアに3年、5年と住んでいて英語がほぼ話せない人がいるのも事実です。

仕事も日本語、遊ぶ仲間も日本人であればなかなか英語を使う機会がなく結局日本の環境とそう変わりません。英語を上達したいのであれば、積極的にローカルや外国人の友達を作ったり、英会話のレッスンを受けたりすることをお勧めします。
英語を習得した方はキャリアの幅や選択肢は増えます。



今後のキャリア


みなさんが一番気になるところだと思います。
マレーシアのBPO企業に就職して経験を積んだらどのようなキャリアの可能性があるのでしょうか?解説していきます!


■ 英語を使う仕事に異動または転職

上記でも述べましたが、英語が上達すれば様々な可能性が広がります。
例:
英語ポジションに異動、QAやチームリーダーに昇進
別のBPO企業に転職
一般企業での営業職、コーディネーター職や専門職などに転職
マレーシアで得た経験と英語力で新たなキャリアにも挑戦可能です


■ 日本法人や海外のリージョナル本社へ転職または異動

クライアント企業の本社や日本法人、日本の外資系企業からヘッドハントされて日本へ帰国したり、
海外のリージョナルオフィス(特にシンガポール)へ異動したり、結果や実績次第でこのようなチャンスるかもしれません。


■ 英語圏やヨーロッパで転職

マレーシアで英語を習得して、シンガポール、オーストラリア、イギリスやヨーロッパなどの英語圏で転職をする方もいます。
ちなみに東ヨーロッパにもたくさんのBPO企業が在籍しています。





BPO企業にご興味を持っていただけましたか?


上記の通りマレーシアのBPO企業にはたくさんの魅力もありますが、気をつける点も複数あります。




何も知らずに就職して後悔する前に必ずBPO企業の性質を理解することが大切です。
 ■ 雇用契約書やオファーレターはしっかりと読んで内容を確認をする
 ■ 日本とは労働基準法や環境、慣習が違うことを理解する
 ■ 会社(人事部や上司)だけにお任せ!にせず、分からない事は自分でも調べたり、会社や各役所などとしっかり連携を取るようにする。
 ■ 日本のように思うように進まないこともあるので、フレキシブル&前向きに取り組む
 ■ 面接や入社試験対策はしっかりと!志望動機や自己紹介をしっかり話せないと採用側の心に響きません。またタイピング練習などもしっかり行うように! 


まとめ


第一弾&第二弾のブログでマレーシアのBPO企業について深まりましたでしょうか?

具体的な福利厚生や企業文化などはコンサルタントとの面談でお伝え致します。
また、応募に進める際には英文履歴書の添削、入社試験や面接のティップスも共有しております。

海外就職を検討している就活中のみなさん、ぜひ、マレーシアのBPO企業でキャリアをスタートしてみませんか?
新卒の方もたくさん挑戦されています!!

ちょっと気になる、話を聞いてみたいという方はぜひKL WINGからご登録&面談のご予約をしてください。

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KL WING

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