マレーシアの生活情報ー2025年版
マレーシアの物価はどれくらい？
マレーシアの物価は日本と比べて安いと言われていますが、ここ近年マレーシアの物価も上昇傾向にあります。しかし、モノによっては日本より安いものもあります。
例えば、家賃は日本と比べて安くプール、ジム、プレイグラウンドが付いていたり、ローカルのスーパーマーケットや屋台のご飯も日本と比べると安いです。
お酒やたばこ、車には高い関税がかけられているため、日本より高い傾向にあります。
生活スタイルやどんな食事をするかによって、毎月必要な生活費は大きく変わってきますが、マレーシアで日本での生活レベルを維持し毎日日本食を食べようと思うと、日本で暮らしていたとき以上にお金がかかる場合もあります。しかし、現地の生活スタイルや食事をすることができれば圧倒的に安い生活費を維持することができます。
下記は項目ごとの費用です。
▼【家賃】クアラルンプールでRM 2,000～
エリアにもより異なりますが、ワンルームまたは小さめの1LDKのコンドミニアムでRM 2,000～という相場です。家族4人で住める2LDKのコンドミニアムはRM 3,500～という相場です。また家具付き、家具なしによっても相場は異なります。
クアラルンプールで日本人に人気のエリアですと、クアラルンプール都心部、モントキアラ（Mont Kiara）やバンサーサウス（Bangsar South）エリア、最近はブキッジャリル（Bakit Jalil）も人気があります。
具体的な家賃の相場は不動産サイトで確認してみましょう。
https://www.propertyguru.com.my/
https://www.iproperty.com.my/rent/
▼【水道光熱費】マレーシアはめちゃくちゃ安い！！
水道光熱費は日本にくらべかなり安価です。
水道代：RM 20/月
電気代：RM 50～80/月（←在宅ワークの場合はもう少し高め）
下水道使用料：RM 8/月
▼【インターネット＆携帯代】インターネットはあまり日本と変わらない？！
インターネット代：500MbpsでRM 150/月
※インターネットが既に引かれている物件もあるので要確認！
携帯代：プリペイド、ポストペイドあり、プリペイドでRM 25～/月、ポストペイドのプランは様々ありますが、某大手通信キャリアの最安値プランはRM 40/月で無料通話＆テキスト＆データ通信10MBです。
▼【食費】屋台のヌードルは一杯RM 12！日本食レストランは日本と変わらないか少し高め！
ホーカーセンターなどの屋台は比較的安くRM 12～と日本円で約400円ほど、ママックと呼ばれるローカルカフェでの軽食であればRM 3～と一食100円ほどで食べられます。
また日本食レストランや日系チェーンレストランもたくさんあり、日本のクオリティーの食事がマレーシアでも楽しむことができます。お値段はローカルレストランよりも高く、日本とあまり変わらない印象です。
その他、洋食、韓国料理、中東料理などさまざまあり、ローカルレストランと比べては割高になりますが、日本より気軽に食べることができると思います。
スーパーマーケットは日本の半額？！
お肉、野菜、調味料などローカルのものであれば、日本と比べて安価です。
日本やヨーロッパからの輸入品は2倍～2.5倍ほどの値段です。
詳細は下記をご参考ください。
【マレーシア物価調査2023年12月】最強切り詰めてみたら食費これくらいでいけた!!
▼マレーシアの交通機関は破格！車の購入は要検討！！
マレーシアの公共交通機関はとても安く、電車であれば一区間RM1～（約33円）、Grabなどのタクシーも初乗り料金RM6（約200円）と日本では考えられない料金です。
マレーシアは石油産出国でガソリン代が安いこともあり、タクシーやバス料金も安い傾向にあります。
しかし、車は外国車には200％の関税がかかっているため日本の自動車も高く、ローカル車のPeroduaやProtonでも車の値段は日本とあまり変わらないので、物価の割には高く感じます。
※RM 1＝33円（2025年時点）
マレーシアの移動手段は？
クアラルンプールやその周辺（Klang Valley）では、車、電車、E-Hailing（ライドシェア）が便利です。
ペナンやジョホールなど他の都市では車やライドシェアが主流になります。
マレーシアは電車やバスといった公共交通機関がない地域も多くあります。そのため車があった方が制限なく生活できたり、遊びに行ける範囲も広がります。
しかし、車の購入費は決して安くありません。現地在住の日本人は車を持っていない方が大半です。
オフィスが不便な場所にある場合や営業職の場合、現地採用でも社用車を提供する企業様もあります。
マレーシアでの運転は日本で取得した国際免許証を持ってくるか、マレーシアで運転免許試験を受けて交付してもらうかのいずれかになります。
また、Trevo（トレボ）というレンタカーアプリもあり、週末だけや日本からの来客の時だけなどの限定で車をレンタルすることも可能です。パスポートと運転免許証が登録時に必要です。
クアラルンプール市内であればバスや電車で移動・通勤することができます。運賃も安くバスはRM1～2、電車はRM2～5で乗ることができます。そのためバス・電車は日常的に使用する方も増え、特に電車は本数が多く料金も安価なため、通勤に利用する方も増えています。
また最近では一部の電車で「女性専用車両」も導入されており、安心です。
クアラルンプール中心部には、KLCCやブキビンタンといった観光地を巡る『GO KL』というバスもあり、こちらはRM1で利用することができるため、多くの観光客に利用されています。
アプリで配車の予約を行うので、現地の言葉が通じなくても安心です。
初乗り料金もRM 5-6からと安く、ライドシェアで通勤している日本人も多いです。
主なライドシェアの会社
- Grab（グラブ）
- AirAsia Ride（エアアジア ライド）
- Bolt（ボルト）
- Riding Pink（ライディング ピンク）ー女性専用車
マレーシアの住宅について教えてください！
マレーシアにはさまざまなタイプの住宅がありますが、安全性や便利性から多くの日本人はコンドミニアムに住んでいます。
コンドミニアムは24時間セキュリティー、ジム、プール付きのところが多く、ファシリティの良いコンドミニアムの場合、コンビニやバーベキュー、パーティースペースも完備されています。
同じコンドミニアムでもユニットにより間取りやデザイン、家具が異なりますので一つ一つ確認をしましょう。
賃貸契約は通常１年契約が多いですが、2年契約にすると多少家賃が安くなることもあるので、不動産エージェントや大家さんに交渉してみると良いかもしれません。
マレーシアの所得税はどれくらい？
日本人がマレーシアで勤務する場合、課税対象年度内(1月1日～12月31日)にマレーシアに入国した日から181日目までは非居住者という扱いとなり、収入に対して30%の所得税がかかります。そして、182日目から居住者として扱われるようになり、収入によって税率が変わる『累進課税制度』が適用され、通常の所得税が課税されます。
しかし、12月31日までに居住者になっていれば、E-Filing（オンライン確定申告）で申請をすれば、還付金（居住者と非居住者として納付した所得税の差額）の申請ができます。
実際の税制は0％～30％で、年収により異なります。
税制の詳細はHasilのサイトでご確認ください。
https://www.hasil.gov.my/en/individual/individual-life-cycle/how-to-declare-income/tax-rate/
所得税の他にEPF（マレーシア年金積立／現時点では外国人は任意加入）やSOCSO（マレーシアの社会保障制度）もお給料から天引きされます。
またマレーシアには健康保険制度が無いため、民間の医療保険に加入するのが一般的です。多くの会社が民間の医療保険加入、医療手当 (Medical allowance) を付与しており、対象者は雇用者のみ、もしくはその家族にも適用されるなど会社によって様々です。
就労ビザは必要ですか？
マレーシアで働く際には就労ビザ（Employment Pass）が必要となり、雇用主（企業）が就労ビザの申請を行います。マレーシアの就労ビザは学歴や就業経験、業界経験等もビザ発行の判断基準となるため、高い学歴があり、新卒者よりも就業経験者のほうが就労ビザ取得には有利です。しかし、業種・業界によっては新卒者でも就労ビザが取得可能な場合もあります。
就労ビザの申請には最終学歴の『英文卒業証明書』や『英文成績証明証』が必要となりますので、この2点の書類は就活のタイミングで準備しておくとビザ申請がスムーズです。
ただし、場合によっては上記書類以外に提出が必要な書類もあるため、雇用主に確認してください。
【就労ビザ申請に必要な書類】
- 英文履歴書（CV）
- 最終学歴の英文の卒業証明書＆成績証明書
- 内定通知書（オファーレター）
- パスポートのコピー
- 証明写真
詳細は雇用元の人事担当者にご確認ください。
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